原案・音楽=谷山浩子 作=工藤千夏 演出=所 奏
時期未定 全国
シンガーソングライターの谷山浩子さんの曲をモチーフに、劇作家の工藤千夏さんが2009年にはじめて舞台化したこの作品は、あらたに民藝バージョンとして2013年に上演。癒されることのない戦争の痛みと未来へとつづく希望を幻想的に描いて、若い世代を中心に大きな反響を巻き起こしました。今回あらたに文学座の演出家・所奏さんを迎え、新しいキャストとともに新生『真夜中の太陽』をご覧いただきます。夢を願う女学生たちの、永遠の祈りの歌をお聞きください。
不自由な戦時下のなかでも明るく無邪気に集う女学生たち。歌声が響く音楽室で突如、空襲警報が―。みんな急いで防空壕に避難しようとするのですが、「防空壕に入っちゃダメ!」と叫ぶ女学生がいました。その女学生はよく見るとおばあちゃんでした。
彼女は楽譜をとりに音楽室へ戻ったため一人生き残った女学生でした。防空壕のなかで亡くなった友だちを助けようと、時をへてふたたびあの日に還ってきて……。