作=小山祐士 演出=丹野郁弓
11-12月 中国
主催:公益社団法人日本劇団協議会
文化庁 統括団体によるアートキャラバン事業
(コロナ禍からの文化芸術活動の再興支援事業)
瀬戸内海の美しい叙情と、時代の波に抗いながら必死に生きる人びとの哀歓をうたいあげる小山祐士作品。1963年初演いらい宇野重吉演出・北林谷栄主演により、ロングラン上演を重ねてきました。2019年からは丹野郁弓の新演出で、あらたに日色ともゑがハナ婆さんを継いでいきます。
上演時間 約2時間30分
第一幕:85分/休憩15分/第二幕:50分
小さな汽船が行き来する瀬戸内海の小さな島。白い大きな花をつける泰山木。その木の下で質素に暮らすハナ婆さんは、貧しいながらも9人の子どもを産み、戦争中に優良多子家庭として表彰されました。しかし3人の子は戦死、のこる6人の子までも、広島の原爆で亡くしていました。思えば、殺されるために産んだようなものだ――。悲しい体験をもつハナは戦後、人助けのつもりで、頼まれると密かに子どもをおろしてやっていたのです。
早春のある日、ひとりの男が泰山木のその家を訪れます。堕胎の罪でハナ婆さんを逮捕しにやって来た木下刑事です。御幸署へ連行する船中でハナ婆さんの話を聞く木下刑事も、また誰にも言えない苦悩を抱えていたのでした……。
木下刑事 | 塩田泰久 |
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神部ハナ | 日色ともゑ |
須崎刑事 | 吉田正朗 |
小使 | 松田史朗 |
マリという女 | 八木橋里紗 |
出前持ちの青年 | 横山陽介 |
髪を垂らした女 | 桜井明美 |
磯部の奥さん | 神保有輝美 |
田舎ふうの紳士 | 吉岡扶敏 |
若い船員 | 平野 尚 |
漁師の女房 | 船坂博子 |
医者 | 天津民生 |
看護婦 | 佐々木郁美 |
歌を唄う男 | 千葉茂則 |
ギターを弾く男 | 湯淺 隆(MUZIC@NET/マリオネット) |
〃 | 吉田剛士(MUZIC@NET/マリオネット) |
装置 | 石井みつる |
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照明 | 前田照夫 |
衣裳 | 緒方規矩子 |
音楽 | 斎藤一郎 |
編曲 | 湯淺 隆 |
〃 | 吉田剛士 |
効果 | 岩田直行 |
舞台監督 | 深川絵美 |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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岡山 | 岡山市民文化ホール | 2022年11月10日〜14日 | 5回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
出雲 | 出雲市民会館 | 2022年11月16日 | 1回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
米子 | 米子市公会堂 | 2022年11月17日 | 1回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
松江 | 島根県民会館 大ホール | 2022年11月18日 | 1回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
玉島 | 倉敷市玉島文化センター | 2022年11月20日 | 1回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
倉敷 | 倉敷市芸文館 | 2022年11月21日・22日 | 2回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
西大寺 | 西大寺公民館 大ホール | 2022年11月25日・26日 | 2回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
柳井 | サンビームやない | 2022年11月27日 | 1回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
周南 | 周南市文化会館 大ホール | 2022年11月28日・29日 | 2回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
安佐南 | マエダハウジング 安佐南区民文化センター | 2022年12月1日・2日 | 2回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
広島 | JMSアステールプラザ 大ホール | 2022年12月3日・4日 | 2回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
福山 | ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ | 2022年12月5日 | 1回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
計21回