原題=The Moderate Soprano
作=デイヴィッド・ヘア 訳・演出=丹野郁弓
2022年12月1日(木)~10日(土)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
イギリス、サセックス州、グラインドボーンは1934年以降毎年開催されている音楽祭の開催地として知られています。このオペラハウスを建設したのは情熱の男、ジョン・クリスティでした。彼は、ナチスが台頭したドイツを追われた二人のドイツ人と一人のオーストリア人を雇い入れます。オープンしたのも束の間、やがて第二次世界大戦の勃発、グラインドボーンも閉館の危機に見舞われ、三人の男たちも散り散りになっていきます。
偉大な芸術とはどのように創られるものだろうか? 芸術と社会・経済との関係は? 理想とは?愛とは?それでもへこたれない勇気とは?芸術が、ともすれば顧みられることの少ない現在、この作品は多くのことを私たちに問いかけてくるに違いありません。
2015年初演、改訂を経て2018年再演されたデイヴィッド・ヘアのヒット作、本邦初演でお送りします。
上演時間 約2時間35分
第一幕:65分/休憩15分/第二幕:75分
1930年代、ジョン・クリスティはソプラノ歌手である妻オードリーともども、ワーグナーの大ファンである。彼はサセックスにある自分の広大な邸宅にオペラハウスを作ろうと決意する。折も折、ドイツを追われた三人の男がいた。指揮者のフリッツ・ブッシュ、演出家のカール・エーベルト、マネージメントのルドルフ・ビングである。ジョンはオードリーを主演とする至高のオペラを彼らが創り上げてくれるだろうと期待して、三人をこのグラインドボーンに招き入れる。「この国を何とか元気にしなくては。それができるのは私だけだ」。当時のイギリスのオペラ事情はドイツよりはるかに遅れていた。オペラ文化をイギリスに根付かせようとするのはジョンにとっては愛国心にも近い気持ちからであった。
だが、三人の男たちはそれぞれのプロである。なかなかジョンの思い通りに動いてはくれない。オペラハウスのオープンが迫ってくる。果たして初日は無事に開くのだろうか?
ジョン・クリスティ大尉 | 西川 明 |
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オードリー・マイルドメイ | 樫山文枝 |
ルドルフ(ルディ)・ビング | 齊藤尊史 |
フリッツ・ブッシュ | 小杉勇二 |
カール・エーベルト | 佐々木梅治 |
ジェイン・スミス | 日髙里美 |
装置 | 堀尾幸男 |
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照明 | 前田照夫 |
衣裳 | 宮本宣子 |
音楽 | 池辺晋一郎 |
効果 | 岩田直行 |
舞台監督 | 中島裕一郎 |
2022年12月1日(木)~10日(土) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(新宿南口)
12月 | 1 木 |
2 金 |
3 土 |
4 日 |
5 月 |
6 火 |
7 水 |
8 木 |
9 金 |
10 土 |
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13:30 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
18:30 | ○ | ○ |
ご利用の際は必ず事前にご連絡ください。
上記制度をご利用の際は、事前に劇団までご連絡ください。
劇団民藝
TEL.044-987-7711
E-MAIL seisaku@gekidanmingei.co.jp
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上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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新宿 | 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA | 2022年12月1日~10日 | 10回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
計10回