作=木下順二 演出=丹野郁弓
7・8月 首都圏
どうしても取り返しのつかないことを、
どうしても取り返すためにーー
生涯をかけたテーマとして戦争責任の問題を追及した木下順二の『夏・南方のローマンス』は、1987年に宇野重吉演出で初演、2013、18年に丹野郁弓の演出により上演しその今日性がふたたび鮮烈に蘇りました。庶民の目線から戦犯裁判を見つめることで、日常的で人間的な人びとの愛や苦悩が壮大な構想の下に描かれています。
敗戦直後のとある公園。ある上等兵が南方の島で絞首刑を宣告された。愛人であった女漫才師は、ある日ついに彼の妻に会いに行く。折から通りかかった彼の戦友たち。なぜ彼は絞首刑を宣告され、なぜ戦友たちは助かったのだろう? やがて明らかにされていく南方でのBC級戦犯裁判。悪い夢だった、とつぶやく戦友、夢ですまされるか、とかみつく女漫才師、もう何もかも忘れたいという上等兵の妻。いったい誰が誰を裁いたのか? やり場のない憤りに身をもてあまし一人残された女漫才師の心に、上等兵はたしかに生きつづけているのだった……。
男A(陸軍上等兵) | 齊藤尊史 |
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男B(陸軍一等兵) | 吉田正朗 |
男C(陸軍一等兵) | 吉岡扶敏 |
少年/島民の少年 | 吉田昊生 |
〃 | 上野黎也 |
女A | 桜井明美 |
女B | 中地美佐子 |
旅団長(陸軍少将) | 千葉茂則 |
民政部長(海軍大佐) | 小杉勇二 |
参謀(陸軍中佐) | 本廣真吾 |
男D(海軍軍属) | 天津民生 |
男E(陸軍軍曹) | 境 賢一 |
男F(陸軍上等兵) | 塩田泰久 |
裁判長(外国人のたぶん中佐) | 山本哲也 |
陪席判士(外国人のたぶん大尉) | 保坂剛大 |
陪席判士(外国人のたぶん中尉) | 愼 将吾 |
検察官(外国人のたぶん少佐) | 大野裕生 |
弁護人(日本人俘虜、もと法務将校) | みやざこ夏穂 |
外国人兵士 | 橋本 潤 |
島民の女A | 仲野愛子 |
島民の女B | 清水川千紘 |
島民の男 | 平野 尚 |
装置 | 島 次郎 |
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照明 | 前田照夫 |
衣裳 | 緒方規矩子 |
効果 | 岩田直行 |
擬闘指導 | 森岡隆見 |
舞台監督 | 岩戸堅一 |
〃 | 久保年末 |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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千葉 | 千葉市民会館 大ホール | 2021年7月13日〜15日 | 3回 | NPO法人ちば演劇を見る会 043-245-2886 |
四街道 | 四街道市文化センター 大ホール | 2021年7月16日 | 1回 | NPO法人ちば演劇を見る会 043-245-2886 |
町田 | 町田市民ホール | 2021年7月21日・22日 | 2回 | NPO法人町田演劇鑑賞会 042-726-9325 |
板橋 | 板橋区立文化会館 | 2021年7月26日 | 1回 | 板橋演劇鑑賞会 03-3962-7105 |
練馬 | 練馬文化センター 小ホール | 2021年7月27日・28日 | 2回 | ねりま演劇を観る会 03-3948-2015 |
立川 | RISURUホール 大ホール | 2021年7月29日 | 1回 | 三多摩演劇をみる会 042-523-5031 |
柏 | 柏市民文化会館 大ホール | 2021年8月1日 | 1回 | 松戸演劇鑑賞会 047-369-5359 |
さいたま | 埼玉会館 大ホール | 2021年8月9日・10日 | 2回 | 埼玉市民劇場 048-824-6661 |
船橋 | 船橋市民文化ホール | 2021年8月17日〜19日 | 3回 | NPO法人ふなばし演劇鑑賞会 047-402-6488 |
王子 | 北とぴあ さくらホール | 2021年8月21日 | 1回 | 城北演劇を観る会 03-5390-3155 |
計17回