作=ナガイヒデミ 演出=兒玉庸策
2017年4月14日(金)~24日(月)
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
なくなってしまっても継がれるものはある。
わかれて生きはじめる物語――。
作者ナガイヒデミ氏は愛媛出身、京都在住の劇作家。『贈り物』『控室』『しーらかんす』等を発表し、なかでも『水の音』は「日本の劇」戯曲賞最優秀賞(2012年日本劇団協議会)を受賞しています。本作『送り火』で民藝初登場。みずみずしい作風にご期待ください。
山あいの集落。中心を流れる谷川に沿って十数軒の家が並ぶ、その一番奥の家の中。八月十六日、お盆の最後の日の夕刻。
「七〇年もたった気がせんよ」。ここ数年、吉沢照は自分の身の振り方を考えてきた。身体的にも弱ってきているし、近くに親しい人はいるのだが他人の世話にはなりたくない。戦後、保育園の先生になった照は、子供たちに童話をよく読みきかせた。山あいに閉じこめられていた照はどこかよその国に行く夢をずうっとみていたのだろうか。
「アリスは不思議の国に。ハイジはアルプスの山を下りて町に。ウェンディはネバーランドに。ジョバンニは銀河鉄道の旅に」
……どっか遠くへ。ほじゃけどみーんな帰ってくる。
吉沢 照 | 日色ともゑ |
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吉沢圭介 | 塩田泰久 |
長尾康太 | 安田正利 |
長尾泰子 | 仙北谷和子 |
吉沢光恵 | 船坂博子 |
装置 | 勝野英雄 |
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照明 | 前田照夫 |
衣裳 | 松本昌子 |
効果 | 岩田直行 |
舞台監督 | 深川絵美 |
2017年4月14日(金)~24日(月) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(新宿南口)
4月 | 14 金 |
15 土 |
16 日 |
17 月 |
18 火 |
19 水 |
20 木 |
21 金 |
22 土 |
23 日 |
24 月 |
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13:30 | ○ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ○ | ★ | ○ | ○ | ||
18:30 | ○ | ○ |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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新宿 | 紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA | 2017年4月14日~24日 | 11回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
計11回