2014年上演作品

白い夜の宴

作=木下順二 演出=丹野郁弓

2014年6月20日(金)~7月2日(水)
紀伊國屋サザンシアター

転向、戦争責任、安保闘争……三世代にわたるミステリアスな出来事とは?
丹野郁弓演出による木下作品上演の第2弾
『白い夜の宴』は転換期の日本を題材とした『オットーと呼ばれる日本人』『冬の時代』につづく木下順二氏の民藝書き下ろし第三作として1967年に初演されました。
昨年の4月公演『夏・南方のローマンス』につづき丹野郁弓の演出、同作に出演した齊藤尊史、桜井明美、中地美佐子も木下作品に連続出演となります。

  • 白い夜の宴
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あらすじ

1960年代の半ばに近いある夏の夜、庄内家の応接間では年に一度の宴が催されようとしている。軍需産業の花形であった飛行機工場を戦後、自動車産業に転換させることに成功した父。かつて左翼青年だった父と辛酸をともにしてきた母。「陛下とともに、常に和平のいと口をさがしておった」と力説する元内務省官僚の祖父。そして不思議な予知能力を持った長女の算子らが、わが家の陽気なお祭りを待っている。しかし、肝心の長男である一郎はまだ帰ってこない……。自動車事故?恋人凉に宛てた不可解な手紙とともに、やがて謎めいた行為が明かされていく。

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配役

西川 明
箕浦康子
算子中地美佐子
一郎齊藤尊史
次郎細山誉也
祖父内藤安彦
老女別府康子
桜井明美
カゲさんみやざこ夏穂
N山田志穂
男1大野裕生
男2西部 守
朝鮮人天津民生
刑事1(防犯)岡山 甫
刑事2(特高)境 賢一
看守吉田正朗
その頃の父(一郎を演じる俳優によって演じられる)
その頃の母(凉を演じる俳優によって演じられる)

スタッフ

装置島 次郎
照明前田照夫
衣裳緒方規矩子
効果岩田直行
擬闘森岡隆見
舞台監督武田弘一郎