2008年上演作品

浅草物語

作=小幡欣治 演出=高橋清祐

3月 能登

あらすじ

還暦を過ぎて隠居した浅草っ子のおじいちゃん、結婚したいと言い出した。相手は二十も若い吉原の花魁あがりとか、一男四女の家族会議はすったもんだの大騒ぎ。父親思いの長女が訪ねていくと、役者たちも出入りする浅草の十二階下のカフェのママでした。でも結婚なんて気はさらさらなく、家出娘をかくまったりしています。長女のふとん屋に同居したおじいちゃんは17歳になる孫をかわいがり、お酉様の夜に吉原につれ出そうとするけれども、もののみごとに大失敗。助けた家出娘に裏切られたママは警察に挙げられて、そこにも過去はつきまといます。ママには母子のあいだを裂かれた息子がいたのです。その子が新潟で結婚すると手紙をよこしても無視するし、赤紙がきたと上京しても泥酔して追い返す。でも、やはり宿場女郎の子で里子に出されたというおじいちゃんは、つらい胸のうちを明かすのでした……。

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配役

鏑木りん(「モロッコ」の女主人)奈良岡朋子
玉枝(女給)仙北谷和子
清子(女給)大越弥生
江村千代(女給)望月ゆかり
諸岡(バーテン)高橋征郎
鈴木市之進(マル市酒店の大旦那)大滝秀治
鈴木鐵太郎(当主・市之進の長男)三浦 威
うめ(次女)白石珠江
その(三女)細川ひさよ
ふゆ(四女)河野しずか
大浦くみ(市之進の長女・蒲団店の女主人)日色ともゑ
春子(長女)渡辺えりか
桂介(長男)齊藤尊史
是近伝吉(元箱屋 通称ハコ伝)小杉勇二
田所浩一(りんの長男)みやざこ夏穂
和田(蒲団職人)安田正利
堂本(浅草の役者)伊藤 聡
牧野(浅草の役者)伊東理昭
弘美(浅草の役者)川岸紀惠
弁蔵(地回り)松田史朗
弥七(地回り)山本哲也
坂場の客A梶野 稔
坂場の客B塩田泰久
浅岡(私服)肉倉正男
久利(私服)大場 泉
浅草の役者たち酒井源司
 〃 平松敬綱
 〃 大崎さおり
 〃 庄司まり
 〃 飯野美穂子

スタッフ

装置内田喜三男
照明前田照夫
衣裳貝沼正一
効果岩田直行