作=喩栄軍 芸術総監督・総演出=呂涼
日中国交正常化35周年を記念して、中国を代表する上海話劇芸術センターとの合同公演が実現しました。長きにわたる交流のなかで、1993年に初の合同公演『東京の月』(沙葉新作/内山鶉・陳体江演出)が上海で幕をあけました。このたびは新しく、それぞれの劇団の活動拠点を核として、緻密な小空間での日中演劇交流を企画。夫婦や世代の間に横たわる断絶や誤解をのり越えて<家>という絆を再生していく姿を、国のちがいを越えて鮮やかに描く快心作です。
物語は、東京と上海とにそれぞれ暮らしている夫婦をめぐって相互に場面展開していく。共働きの若い夫婦。そのすれ違いに妻は夫に離婚を迫る。両親が北海道から上京してくるのだが、どうも訳ありです。一方、上海では俳優業の夫の定年を機に、妻がしばらく日本へ行ってしまいます。妻のいなくなった家に大都会・上海にやって来た恋人たちが間借りするが、何やら騒動がもちあがり……。やがてかつての日中青年友好記念バッジが、東京と上海を交差させていく。
渡辺雄一 | 梅野泰靖 |
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渡辺君代 | 箕浦康子 |
河野秀美 | 桜井明美 |
河野稔 | 神 敏将 |
陸少豊 | 許承先 |
張秀蘭 | 徐幸 |
李成 | 任山 |
白蘭 | 丁丹妮 |
総企画 | 楊紹林 |
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芸術総監督・総演出 | 呂凉 |
中国演出 | 滕学坤 |
日本演出 | 秤屋和久 |
装置プラン | 桑琦 |
照明 | 胡華慶 |
衣裳 | 冷佳 |
効果 | 王軼軒 |
装置 | 周成浩 |
道具 | 貢連照 |
舞台監督 | 金広林 |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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上海 | 上海話劇芸術センター | 2007年3月15日~19日 | 8回 | |
川崎 | 民藝稽古場 | 2007年5月11日~15日 | 5回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
計13回