作=木下順二 演出=宇野重吉 補演出=兒玉庸策
2006年4月7日(金)~19日(水)
紀伊國屋サザンシアター
『審判』は1970年に発表された『神と人とのあいだ』という、それぞれ独立した二部作の第一部でA級戦犯の裁判を扱っており、第二部の『夏・南方のローマンス』はB・C級戦犯の問題を扱っています。作者の木下順二さんは「どうして日本人自身によって日本人の戦争責任が追及されなかったのか」また「自分がなぜ追求しなかったのか」という痛恨の思いから東京裁判にとりくみ、膨大な記録のなかから裁判の本質をえぐる問題を抜きだして、裁判劇を再構築したのです。
敗戦の翌年から二年半にわたって行われた「東京裁判」(極東国際軍事法廷)。東条英機らA級戦犯が裁かれたこの厖大な速記録をもとに、木下順二が深刻かつ滑稽な裁判劇に再構築。第一幕は、従来の国際法にはなかった「平和に対する罪」(A級)のありかたを。第二幕ではヴェトナムでの日本軍の残虐行為が裁かれ、第三幕はアメリカの原爆投下に大きな焦点があてられる。息づまるような議論の応酬。そこには大国のエゴや駆け引きがあり、〈戦争と人間〉の本質を衝くドラマが描かれていく……。
判事A(ニュー・ジーランド人) | 今野鶏三 |
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主席弁護人(日本人) | 大滝秀治 |
主席検察官(アメリカ人) | 鈴木 智 |
裁判長(オーストレイリア人) | 里居正美 |
弁護人A(アメリカ人) | 山本哲也 |
弁護人B(アメリカ人) | 岩下 浩 |
検察官A(フランス人) | 梅野泰靖 |
検察側証人A(フランス人) | 小杉勇二 |
弁護人C(アメリカ人) | 水谷貞雄 |
弁護人D(日本人) | 高橋征郎 |
弁護人E(アメリカ人) | 伊藤孝雄 |
検察官B(イギリス人) | 三浦 威 |
検察官C(ロシア人) | 杉本孝次 |
弁護人F(アメリカ人) | 水谷貞雄 |
弁護人G(アメリカ人) | 内藤安彦 |
弁護人H(日本人) | 安田正利 |
法廷執行官(アメリカ人) | 高野 大 |
法廷書記(アメリカ人) | みやざこ夏穂 |
言語モニター | 武藤兼治 |
判事 | 大森民生 |
MP | 塩田泰久 |
〃 | 酒井源司 |
装置 | 織田音也 |
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照明 | 秤屋和久 |
効果 | 山本泰敬 |
〃 | 岩田直行 |
衣裳 | 緒方規矩子 |
美術 | 内田喜三男 |
舞台監督 | 伊東弘允 |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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新宿 | 紀伊國屋サザンシアター | 2006年4月7日~19日 | 13回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
計13回