原作=藤沢周平 脚本=吉永仁郎 演出=高橋清祐
2005年12月8日(木)~20日(火)
三越劇場
藤沢作品の特徴、それは端正な文章、見事な物語づくり、そして悲しみを包み隠したものしずかな作中人物たち、といくらでも挙げられますが、このすぐれた小説世界の魅力を損わずに更に新しい光を当てた舞台を創ろうと考えています。脚本の吉永仁郎さんはかつて藤沢の短編数作を構成して長編の戯曲を書き高い評価を得ました。今回の作品はともにいわゆる市井物と呼ばれる江戸下町の庶民を描いたもので、第一部ではおみね、第二部ではおしま、おりつ、深川裏町でけなげに逞しく生きた三人の女性を軸に物語が展開していきます。
第一部 おみね | |
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おみね | 日色ともゑ |
おかつ(おみねの母親) | 南風洋子 |
藤太(おみねの兄) | 小杉勇二 |
幸七(裏店の男やもめ) | 伊東理昭 |
源次(おみねの許婚) | 竹内照夫 |
水商売の女 | 川岸紀恵 |
子どもをおぶった女 | 河村理恵子 |
第二部 おしま、おりつ | |
おしま(飯屋の女主人) | 水原英子 |
おりつ(おしまの妹) | 細川あゆみ |
卯助(おしま、おりつの父) | 嶺田則夫 |
金作(錺職人) | 今泉 悠 |
乙次郎(やくざ おしまの元情夫) | 伊藤孝雄 |
仙吉(乙次郎の弟分) | 吉岡扶敏 |
喜八(岡っ引き) | 三浦 威 |
おたま(飯屋の女中) | 小倉恵美子 |
飯屋の客1 | 山梨光國 |
飯屋の客2 | 梶野 稔 |
若い男1 | 荒井 央 |
若い男2 | 塩田泰久 |
装置 | 内田喜三男 |
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照明 | 尾藤俊治 |
衣裳 | 貝沼正一 |
効果 | 岩田直行 |
上演地 | 会場 | 上演期日 | 上演回数 | お問合せ |
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日本橋 | 三越劇場 | 2005年12月8日~20日 | 15回 | 劇団民藝 044-987-7711 |
計15回