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訃報:劇団民藝演技部の岩崎ちえが永眠しました。

2023年4月12日



劇団民藝演技部所属の俳優・岩崎ちえ(いわさき・ちえ、本名:岩﨑智江)が、去る3月31日午前5時55分、老衰のため神奈川県茅ヶ崎市の病院で逝去しました。92歳でした。
生前のご厚誼を深謝し、謹んでお知らせいたします。
葬儀は家族葬にて4月6日(木)に執り行いました。喪主は甥・岩﨑弘一(こういち)。誠に勝手ながら、御香典、御供花の儀は辞退申し上げます。
また、故人の遺志によりお別れの会等はおこないません。
お問い合わせは下記、劇団民藝へお願いいたします。

岩崎ちえ 略歴
1930年10月3日生まれ。東京都出身。鎌倉アカデミア演劇科を経て、51年に入団し56年に劇団員となる。初舞台は52年久保栄作『五稜郭血書』群集。
1959年には、原源一作『漁港』大島由美役で第一回「新劇」演技推賞を受賞。

主な出演作は『煉瓦女工』おさく(54)『大和の村』山下春江(55)『人形の家』アンネ(58)『漁港』大島由美『島』栗原史(59)『根っこ』パール・ブライアント『るつぼ』メアリ・ウォレン(62)『夏の日、突然に』ミセス・ホーリイ(63)『郡上の立百姓』かよ(66)『みんな我が子』ケイト・ケラー(70)『るつぼ』ティテュバ(71)『ゼロ工場より』千崎(74)『しらけおばけ』勝子『星の牧場』牧場主の女房(79)、『夜明け前』お玉(84)『骸骨の舞跳』看護婦(83)『人形の家』アンネ(86)『わがよたれぞつねならむ』中町菊江(88)『女たちのまつり』(94)など多数。
『炎の人』には69年より2000年まで、老婆役、タンギーの女房役で出演。
戦後50年を機に劇団員の自主公演として始まったドラマティック・リーディング『千鳥ヶ淵へ行きましたか』(95、98、99、2000)へも出演を続けた。
最後の舞台は2005年『火山灰地』玩具屋役でした。

劇団民藝
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