2022年12月14日
劇団民藝演技部所属の俳優・高橋征郎(たかはし・いくろう、本名同じ)が、本年7月14日(木)午前6時59分に肺炎のため、入院先の病院(神奈川県藤沢市)にて死去いたしました。84歳でした。謹んでお知らせいたします。
ご葬儀はすでに家族葬にて執り行われました。喪主は妻・高橋小百合(さゆり)さん(劇団民藝所属の俳優・岸野佑香)。ご仏前、ご供物、ご供花等はご辞退されるとのことです。お別れの会等の予定は現在のところございません。お問い合わせは劇団民藝へお願いいたします。
劇団民藝 電話044-987-7711
略歴
1938年1月31日生まれ、東京都出身。
1957年劇団民藝水品演劇研究所入所。59年劇団民藝俳優教室卒業。同年劇団青年芸術劇場結成、67年解散。同年自由劇場公演の斎藤憐作『赤目』に三郎(白土三平)役で主演。68年劇団民藝入団。
劇団民藝での主な舞台は、シェイクスピア作『リア王』道化(1992年)、小幡欣治作『熊楠の家』金崎宇吉(95年)、小幡欣治作『根岸庵律女』中堀貞五郎(98年)、小幡欣治作『浅草物語』師岡(04~08年)、木下順二作『神と人とのあいだ 第1部「審判」』弁護人H(18年)など。最後の舞台は、2018年に全国各地を巡演した長田育恵作『SOETSU』斎藤実役でした(東京初演2016年)。
民藝以外では劇団四季公演にも『ひかりごけ』など多数出演、またNHK『おかあさんといっしょ』の「どうぶつさんこんにちは」コーナーに動物のお兄さん役で1960年から66年までレギュラー出演するなどテレビ、ラジオ、映画と幅広く活躍した。